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2013-07-30

マラケシュ:ローカルスークへ行こう!

毎週日曜日のみ開かれるスーク(マーケット)に行ってきました。
マラケシュから車でおよそ30分くらい行っただけで、地元の人しか来ないローカルスークがあります。

にぎわっております!
























そこでは野菜や豆、スパイス、肉、卵などの食料品や庶民の使うアルミの食器具や中国製の日用品、古着、古雑貨などなんでも売ってます。
買い出しに遠くの村からやって来るひとも多いので、人でごった返してすごい熱気です。
田舎の村の若者たちにとっては、出会いの場所でもあるらしい。
といってもマラケシュ近郊なのでそこまで田舎じゃないっていうけど、田舎だよ〜


モロッコに来たことある人は分かると思うのだけど、
肉屋では、皮だけ剥いだような、しっぽの形までの分かるような肉の塊が何体も店頭に吊るしてあったり、切り取られた山羊や羊の頭がポンと、八百屋がリンゴを並べるように、ごく普通に並んでいる。
日本の子供なんかが見たらトラウマになっちゃうんじゃ・・・と思ったけど、そんなのは慣れるんです。
犠牲祭のときには、各々の家で羊やヤギを屠ります。それってちょっと凄い風習ですよね。色々思うことはあるのですが、ここに書くのはやめておきます。



スーク内は野菜スーク、肉スーク、スパイススークと分かれています。
肉スークでは、新鮮なお肉をその場でさばいてくれてくれます。
友達の旦那さんおすすめのお肉屋さんへ。
そこにはやはり、頭をはじめ各部位のお肉が並んでいます。
足下には瀕死の山羊が血を流しながら肉を切られてる棚の下で足を紐で結ばれて、横たわっていました。


力なくメーと鳴く山羊・・・


死を待つだけの山羊・・・


さすがに友達も私も複雑な気持ちに・・・


そして、その山羊を見て息子がひとこと・・・









「ワンワン」 






 

と指差してます。



「息子~それワンワンじゃないよ~」

と言うと、謎の天使のほほえみ。
(写真のせられないけど、息子めちゃくちゃかわいいの)






そこで調達したお肉を、炭火で焼いてくれる場所に持っていって野菜とともに焼いてもらいました。

それが、まーーーおいしくって!


みんな無言でむしゃぶりつきました。

画像でみるとイマイチですが、男の料理ーって感じでワイルドでおいしい
























これ、モロッコで食べたおいしいものベスト3に入るわー
という、どうでもいい報告をすると、

他の2つはなんだったの?と聞かれ、
田舎で食べたクスクスと、もう一個はえっとー・・・
まだ、ベスト2しかないみたいです。




当たりは肉を焼く煙で真っ白。空気は暑く、太陽の光が煙の間に差し込んでる景色が神々しく、
「天国みたい」なんて、どうしようもない感想を述べたら、
友達も同意してたので、きっとあそこは天国だったのでしょう。天使もしたしね!(息子)

実際はもっと天国っぽいです。天国連呼して、友達も私も変なテンションだった。
























2013-07-28

続・ひよこ豆の手作り味噌 〜あれから3ヶ月〜

4月に天地をひっくり返したひよこ豆の味噌。
5月中旬に様子を見るため開けてみました。
前回の教訓を生かし、天地をひっくり返したあとはきっちり密封してました。
それでも、まだ隙間があったみたいで、ちょっとカビてた。でも白い小さなかわいいヤツ♪
さくっとスプーンで取り除いて、友達のお家に毒味に持っていきました。

まだ完成時期より早かったのもあってか、麹の味が残ってましたが、まあそれなりに味噌でした。

そして、この時に味噌をガラス容器に移し替えて、冷蔵庫保存に変えました。
しかしですね、まだ発酵が終わってなかったらしく、
ブクブクとガラス容器から変な汁が出てくるじゃない〜!



いやん〜!生まれる〜!




6月下旬に一応発酵期間の6ヶ月は終了して完成だったのですが、

なんとなくブクブク生まれそうな感じがちょっと無理で、放置。
放置することさらに1ヶ月後の7月下旬、
やっと久々になんとなく、みそ汁飲みたいなーと思ったので、
ひよこ豆ちゃんのお味噌で作ってみました!




結果・・・




普通に美味しい。
漉す道具もなく、一個一個フォークやスプーン、ときにはすり棒でつぶしたので、
粒が大きめですが、甘めで美味しいお味噌に仕上がったと思います。

豆は世界中どこででも手に入ると思うので、麹さえあればいつでも、いや半年待たないとダメだけど、味噌食べれるね!やったねー!

みそ汁と、黒米ごはん、茄子の煮浸し。和ですなぁ!

2013-07-17

断肉のすすめ

家に帰って、部屋のドアを開けたら鳥がいました。
窓を開けたまま出かけているので、いても不思議ではないのだけど。


ピヨピヨ(ただいま)

と言ったら、足早に去って行きました。







それはそうと、ラマダンです。
ラマダンとは、イスラム教の断食月のことです。
なにそれ(おならぷー)ってかたはwiki参照!

私は全然関係ないけど、勝手に断肉してます。
肉・魚・卵はダメー!ヨーグルトとチーズはオッケー!のいわゆるラクトベジ。
いや全然関係ないってことないな、曲がりなりにもイスラムの国に住んでるし。
ラマダン中の日中の外での飲み食いなどは控えています。


オノ・ヨーコさんもミート・フリー・マンデーなる活動をされてますよね。
週に1日は肉を食べないという活動。素晴らしいですね。
余談ですが、以前ご本人を拝見する機会があったのですが、美乳かつ巨乳なかたでした!うらやましい!


でも私はもっと素晴らしいです。
なんせミート・フリー・エブリデイです。
ええ、自画自賛です。


断食は飢えで苦しんでいる人々の気持ちを理解する、という素晴らしい心意気から成り立っているのですが、ラマダン中は水も飲めない為、脱水症になったり、変な時間にごはん食べるので糖尿病患者が増えたり、サイードと呼ばれる朝食と言う意味の断食明け最初の食事前にはみんな空腹でいらいらして犯罪や事故が増えたりするらしいです。


しかしだね、やってるモロッコ人たち辛そう・・・!
このクソ暑いのに水はおろか、唾も飲み込めないなんて!!


と、イスラム教のラマダンに心から賛同し実践するまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、イスラム教徒の方は私には得られない領域での喜びがあると思っています。


ラマダンはできないけど、わたしもなにかやり遂げたいと思い断肉をすることにしました。
強制されると難しいけど、自分の意志なら自分の責任だしね。


でも、実際もともとそんなにお肉大好きな訳でもないので、たいして苦じゃない。
お酒禁止とかのほうがキツいかもしれない。
やっぱり無理や我慢はほどほどにしたいし、食べるにしても、何にしても、
やりたいことはやった方がいいと思うんだよね!+ちょっとの制約 for 自分



ストレス・フリー・エブリデイ!
が最高じゃないか!


あぁぁ・・・話がすり替わってる。


2013-07-07

フランス語とわたしの語学習得方法というかたわごと

かれこれ、1年と9か月ほど前、
モロッコに行くことが決まった私は、フランス語の勉強を始めることにした。

モロッコではアラビア語の他にフランス語もよく通じるから、とのこと。
アラビア語を勉強した方がその後もいろいろ役立つかな、と思ったのだけど、
どうやらモロッコで使われるアラビア語は、
ダリジャと呼ばれるモロッコ特有のアラビア語。
いわゆる方言で、モロッコ以外ではあまり通じないらしい。
(こっちの言うことは理解してくれるみたいだけど、おそらくネイティブレベルじゃないと相手の言ってることはわからないと思われる。)
コーランなんかでも使われてるアラビア語をフスハーと言って、
これがいわゆる標準語になるわけですね。
つまり、私がモロッコのアラビア語(ダリジャ)を覚えるってことは、
ダニエル・カールが秋田弁を喋るのと同じことで、
そんなおもしろキャラみたいなことをしている暇があったら、
フランス語勉強しようかな、と。
いや、せっかく言葉を覚えるなら、通じる人が多い方がいろんな人と会話できるじゃん!
(ちなみにダリジャはフスハーより覚えるの簡単らしい)
ちなみに、母国話者(ネイティブスピーカー)の多い言葉ランキング(Wiki調べ)

   1位 中国語  約13億7000万人
(余裕の1位ですね。マンダリンや広東語全部含めてみたいです。プラス、世界各国にコミュニティがあります。
でも9割がたは広ーい大陸本土に固まっているような)
2位 英語   約5億3000万人
(今のところ、世界共通語ってなってますもんね。
イギリス、アメリカはもちろん、オセアニアやアフリカ、アジアや中米なんかでも母国語として浸透しているようです)
3位 ヒンディー語 4億9000万人
(これもやっぱり、一か所に集中しているように思います・・・)
4位 スペイン語 4億2000万人
(スペインと主に中、南米です)
5位 アラビア語 2億3000万人
(内、フスハーが母国語のひとは4600万人くらい。あら、意外と少ない。でもコーラン読めたら、わかってるってことだと思うけど)
6位 ベンガル語 2億2000万人
(主にバングラディッシュやインド)
7位 ポルトガル語 2億1500万人
(ポルトガルやブラジル、アフリカの一部でも)
8位 ロシア語 1億6000万人
(まあ、想像するあたりで使われてますよ)
9位 日本語  1億2500万人
(きました、ジャパーン!人口の分だけ、そりゃいるわ。意外と人口が多いってことですね!ちなみに人口では世界10位!
国の面積でいうと62位!どんだけぎゅうぎゅうっていう!)
10位 ドイツ語 1億0500万人
(ドイツやオーストリア、ベルギーなどあのあたり)


ちなみにフランスは14位。あれ、意外と少ないな・・・
ま、母国語じゃなくても通じる相手は多いと思う。
モロッコも母国語としてはフランス語に含まれてなかったし。
人口の多い国の言葉が上位にはいっているようなので、人口世界4位の大穴インドネシアも上位に食い込んでくるかと思ったけど、12位でした。
島によって、言葉が違うのかな。
 インドネシア語って、「フリフリ」とか「スリスリ」とか
擬音ぽい響きが多くてかわいいよね。


って、話がずれてる!!!
どうせなら、母国話者が多い言葉覚えた方が、いろんな人とお話しできてたのしいじゃん!
てことが言いたかったのだけど、
フランス語話者、TOP10外だった・・・
というか、世界中に散らばってる言語だと、楽しいかもね!
どこ行っても言葉通じて!
英語が無難だけど
なにが言いたかったかというと、
1年9か月たった現在、アラビア語はおろか、フランス語も喋れるようになってないっていう!

ひとによって感覚は様々だけど、
レベル3から5に行くのは比較的簡単だと思うんだけど、
大変なのはレベル0から1になるまで。
ここ努力しなきゃいけないと思うんです。
レベル8から10に行くのも大変だと思う!
てかこのレベル基準もわたし基準だから伝わんないよね 笑

前に英語を勉強したことがあるんですけど、
完璧に義務教育で勉強したことは忘れてた。
けど、ゼロじゃないの、どっか覚えてんの、浸み込んでる。
でもフランス語はゼロからのスタート。短大では2年間フランス語専攻してたけど
わたし、自慢じゃないけどゼロの状態で参考書開いてもなんにも入ってこないんです。
というか、飽きちゃうんですよ、成果が感じられないから。
この1年9か月の、そう1ヶ月前まで、ずっとレベル0だった。
だけど、無駄じゃないんです。
だってそれは・・・

浸み込ませ期間だったのだから!!!!!


なんにもしていないように見せて、実は浸み込ませていたんです!
ほらっ、マグロだって、肉だって、漬けて味が浸み込むとおいしくなるでしょ!
つまり、英語の場合は6年間(義務教育の分ね)、
フランス語の場合は1年9か月、
覚えたい意思はあったのでペラペラ本見たりはしてたけど、まったく身につかなかった。)
浸み込ませてたんです!かしこい人はそんなのいらないっていうのは、あーあーあー聞こえません。
そして一気に勉強!わっしょーい!
するとどうでしょう!
あれ、なんだかちょっと解かる・・・♡
レベルが、0.5くらいに上がったような(すくなっ)


いいんです!
無駄なものは何一つないってこと。
全部の物事はまわりまわって繋がっているってこと!

こっからですよ、こっからグイングイン、レベルあげちゃうんで。
とりあえず、やっとスタートラインに立ったって話。


そこまでが長いんです、私の場合。
ああ、勉強しなきゃ、喋りたい、聞き取れない、きー、やっべーて思って、
腹据えてやろうってまでに時間がかかるみたい。

助走を長くとった方が、より遠くに飛べるって、
どっかで聞いたことありますよ!


とどのつまり、何が言いたかったかっていうと、
この1年9か月アラビア語やフランス語に触れる機会があったものの、
未だ喋れない、


いい訳です。


今、やっべーってなってます。
これからこれから~
グイングインいっちゃうよー!